一人ひとりに、同じ答えはありません。
子どもたちは、一人ひとり性格も、得意なことも、苦手なことも異なります。同じ年齢や同じ診断名であっても、困っていることや必要としている支援が同じとは限りません。
だからこそApple Juniorでは、決められた方法を一律に当てはめるのではなく、その子を理解することから支援を始めます。
支援方法に子どもを合わせるのではなく、子どもに合わせて支援方法を考える。それが、Apple Juniorの個別支援に対する基本的な考え方です。
特定の「○○式」にこだわりません
療育には、さまざまな考え方や支援方法があります。それぞれに良い点がありますが、一つの方法がすべての子どもに同じように作用するとは限りません。
一つの方法にこだわりすぎると、その方法に合う子には効果があっても、合わない子に無理をさせてしまうことがあります。
Apple Juniorでは、特定の手法や「○○式」に、あえてこだわりません。お子さまの特性や現在の状態、生活環境、困っていることを確認しながら、必要な関わり方を考えます。
一人ひとりを見て、その時のお子さまに必要な支援を選び、組み合わせることを大切にしています。
行動の理由を理解することから始めます
落ち着いて座っていられない、話を聞くことが難しい、気持ちの切り替えに時間がかかる、お友だちとうまく関われない。同じように見える行動でも、その理由は一人ひとり異なります。
活動の内容が分からず不安なのかもしれません。周囲の音や刺激が気になっているのかもしれません。自分の気持ちをうまく伝えられず、行動によって表現していることもあります。
Apple Juniorでは、表面に現れている行動だけを見て判断するのではなく、なぜその行動が起きているのかを考えます。
お子さまの様子を丁寧に観察し、職員間で情報を共有しながら、その子に合った環境や声の掛け方、活動への参加方法を検討します。
個別支援計画に基づいて支援します
Apple Juniorでは、お子さまの現在の状態や保護者様のご希望を確認し、個別支援計画を作成します。
大きな目標だけを掲げるのではなく、その目標へ近づくために必要な小さな段階を考えます。
例えば「集団活動に参加する」という目標であっても、最初から最後まで参加することだけが目標ではありません。活動を見る、同じ場所にいる、職員と一緒に参加する、短い時間だけ取り組むなど、その子に必要な段階を設定します。
今できることを確認し、次に目指す小さな一歩を考える。その積み重ねによって、お子さまの成長につなげます。
小さな「できた!」を積み重ねます
大人にとっては小さく見える変化でも、お子さまにとっては大きな一歩であることがあります。
挨拶ができた、気持ちを言葉で伝えられた、苦手な活動を少し見ることができた、最後まで座っていられた、お友だちに道具を渡せた。そうした変化を職員が見つけ、認めることを大切にしています。
できなかったことだけを指摘され続けると、子どもは自信を失い、新しいことへ挑戦しにくくなります。
Apple Juniorでは、できていない部分だけを見るのではなく、昨日よりできるようになったことや、挑戦できたことを見つけ、自信につなげます。
必要に応じて個別の時間を設けます
集団の中で経験することは重要ですが、集団の中だけでは練習しにくいこともあります。
その場合には、必要に応じてお子さまと職員が個別に関わる時間を設けます。周囲の刺激を減らした環境で練習したり、集団活動に参加する前に内容や手順を確認したり、その子に合った方法で課題に取り組みます。
個別の時間を設けることは、集団から離れ続けることを目的としたものではありません。
個別の関わりによって安心して練習し、身につけたことを実際の集団や日常生活の中で使えるようにすることを目指します。
集団の中で使える力へつなげます
個別の場でできるようになったことが、保育園や幼稚園、学校などの集団でも同じようにできるとは限りません。
周囲にお友だちがいることや、音や動きがあること、予定どおりに進まないことなど、集団の中には個別の場とは異なる難しさがあります。
Apple Juniorでは、個別の場で練習したことを集団活動の中で実践し、実際に使える力へつなげます。また、集団の中で見つかった課題を、再び個別の関わりによって丁寧に練習します。
個別で学び、集団で実践する。集団で見つけた課題を、個別で練習する。この繰り返しによって、お子さまの生活につながる支援を行います。
成長に合わせて支援を見直します
子どもたちは、日々成長します。以前は難しかったことができるようになる一方で、成長や環境の変化によって、新しい困りごとが現れることもあります。
一度決めた支援方法を、そのまま続けることが常に適切とは限りません。Apple Juniorでは、日々の様子や成長の変化を職員間で共有し、支援の方法や目標が現在のお子さまに合っているかを確認します。
必要に応じて目標や関わり方を見直し、その時のお子さまに必要な支援を考え続けます。
保護者の皆様へ
「うちの子のことを理解してもらえるだろうか」
「できないことばかり指摘されないだろうか」
「集団についていけなくても大丈夫だろうか」
そのようなご心配も、ぜひ職員へお聞かせください。
お子さまのことを最も長く見ている保護者様から伺う情報は、支援を考えるうえでとても大切です。ご家庭での様子や困っていること、できるようになったことを共有しながら、お子さまに必要な支援を一緒に考えます。
最初からすべてを上手にできる必要はありません。一人ひとりの現在の状態を確認し、その子に合った小さな一歩から支援します。