いまは小学生のお子さまもいずれ大人になります。
大人になったお子さまが社会人として生活していく上で必要な能力をApple Juniorでは5つを掲げており、これを「5つの成長分野」と定義しています。
- コミュニケーション能力
- 調和(妥協)力
- 人生を楽しむ力
- 糧を得る力
- 生活力
いまは小学生のお子さまもいずれ大人になります。
大人になったお子さまが社会人として生活していく上で必要な能力をApple Juniorでは5つを掲げており、これを「5つの成長分野」と定義しています。
A.他者の話や情報を正確にインプットする能力
→「耳(聴覚)で聞いた指示・情報」と「目(視覚)で見た指示・情報」、どちらが得意化は、大きな個人差がある、というのをご存じでしょうか? それ以外にも、個別指示なら理解できる、1つずつの指示なら理解できる…などなど、発達の段階・特性に応じて、お子様の状況は様々です。その「一人ひとりの状況に応じた次のステップ」を見定めて進む必要があります。
B.他者へ情報を正確にアウトプットする能力
→うまくできない原因は、語彙や文法なのか、緊張なのか、焦ってしまうのか、説明を省略してしまっているのか…などなど、様々です。「一人ひとり違う課題」を見極め、正しく伸ばす必要があります。
A.社会性
B.切り替え能力
C.自律能力
→将来、何らかの形で社会に出ていく・他者と関わる事を想定する中で必要な3つの力です。これに関しては、「個別・ひとり」の状況では成長が難しいと考えられます。なぜなら「なぜ終わらなければいけないのか。これをこうしなくても自分は困らないのに…」といった状況が生まれやすいからです。 それを「社会に出ていく練習だから!」と大人側が思っていても、それは「納得のいかない校則」みたいなもので、本人の理解は得られにくいです。
したがって、「集団体験」の中で、「みんなで毎回これを楽しみたいから」という「集団の中で楽しむ・生活をしている」というリアルな状況・理由を作り、その中で「予告」を厚めに行って「切り替え・自律する」力を育てていきます。
A.余暇活動の充実
B.他者を巻き込む力
→他の事業所やこの業界全体であまり語られていませんが、「人生を楽しむ力」も重要なものだと考えています。楽しめる「選択肢」を、体験の中で獲得できる機会を様々に提供するとともに、「自分が楽しむために」他者を誘ったり輪の中に入っていける力も育んでいきます。
A.学習
B.身体技能
C.ITスキル
→これに関しては敢えての説明は不要だと思っておりますので詳述はいたしませんが、大切なのは「学習」「技能」の習得がゴールではなく、将来「糧を得る」事が目的だという事を忘れてはいけないという点です。つまり、結果ではなく過程も大切にしていく必要があると考えられれます。
アップルジュニアでは、まずは「学校の宿題を丁寧に支援する」事で、学習習慣・成功体験の獲得を重視します。また、意欲やニーズに応じて「追加のタブレット学習」(天神)も実施する体制を整えております。
→持ち物管理、調理体験、ゴミを正しく捨てる、清掃体験など、アップルジュニアでもトレーニング機会を提供しますが、この分野に関しては「家庭での育成」の側面も強いです。別の場所で詳述しますが、アップルジュニアは子どもと最も過ごす時間の長い「保護者様」との面談・支援を重視しております。
これらの5つの成長分野を見てどのように思われたでしょうか?
うちの子が大人になって、一人でお金を稼いで生活をする・・・
「そんなのは無理だ」「まだこんな事もできないのに…」など、暗い気持ちになってしまわれた保護者様も多いかもしれません。
しかし、それは「完璧」をイメージするからではありませんか?
敢えて言えば、保護者様は完璧な人間ですか?
他者と常に誤解無く、大量の情報を常に正確に受発信し、全ての人と調和でき、勉強もすごくできたし、手先も器用ですか? おそらくそうでは無いと思います。こう書いている私自身、足りない点・苦手な事はたくさんあります。
大切なのは、一人ひとりの実情を「正しく観察・理解」し、まず「その段階に応じた正しい次のステップ」を練習する事なのです。お子様の将来を見据えつつ、しかし焦っても何も得られません。
「適切かつ現実的な目標」を設定し、定期的に進捗を確認しながら、歩んでいきませんか?
アップルジュニアでは、一辺倒に「この手法でやります」「ここを目指します」というものを設けません。
ここまで述べてきたように、発達の段階に個人差があり、更に細かく枝分かれした能力のそれぞれに、個々の状況があります。
従いまして、一人ひとりの、一つ一つの力を理解し、その中での小さな前進・小さな成功体験を褒め、積み重ねていきます。
これらの小さな積み重ね・一歩一歩で、どこまでたどり着けるか、どこまで広がるか、がお子様の未来にとって大切な事だと捉えています。