個別療育と集団療育。どちらがいいのかしら・・・ | Apple Junior(児童発達支援・放課後等デイサービス)個別療育と集団療育。どちらがいいのかしら・・・ | Apple Junior(児童発達支援・放課後等デイサービス)

お友達との関わりも上手になって欲しいから集団療育かな…。でも、子どもにマッチした支援を行なってもらうにはやっぱり個別じゃないとダメかな…。
そのような悩みは、我々支援者自身も感じています。更に言えば、「個別療育で伸ばすべきもの(伸びるもの)」と「集団療育で伸ばすべきもの(伸びるもの)」は違うと思っております。したがって、「個別・集団どちらが上回っているか」という議論は不毛で、役割が異なる・両方必要だと考えています。
そこでアップルジュニアは、「環境を整えた集団体験」をベースとしながら、「個々の取り出し療育」によって、それぞれの発達を達成するという考え方を導入しています。

「環境を整えた集団体験」

「他者との関わり方」や「集団に合わせた行動の切り替え」などは、集団に属した状態で伸ばすべきものだと考えています。

例えば、保護者様とお話ししている中で、「切り替えが苦手」との悩みをよく頂戴しますが、「自分だけの世界観」(個別療育)の中で、「これを終わりにしなさい」と伝える・練習させるのは困難です。なぜなら、「なぜ行動を切り替えなければいけないのか」という理由付けが、擬似の設定であったり、「将来困るから」という、子どもにとっては理解しがたい理屈になってしまうからです。保護者様も「将来困るから」という台詞の教育を、素直に受けてきていないですよね?

一方、集団生活の中だと、「みんなでこれをやるから」「一人だけこうだと困るから」などの論理が本人にも分かりやすく、そういった「本当の理由」があれば、子ども達も協力してくれやすいのです。子どもは、真の理由を大人以上に見極めている気もします。このように「切り替えの成功体験」を積み重ねていきます。

また、「お友達との関わり方」も、個別では伸びるハズがありません。一方で、保育園・学校などでは子供の人数に対する大人の目線の数的に、個性を持ったお子さま達はどうしても「失敗体験」「嫌な思い出」が重なり、「他者と関わりたくない」という意識が強くなってしまう可能性があります。

そこで、我々としては「環境を整えた状態」(支援を理解している大人の多さ)で、数人の児童が一緒の空間で遊んでいれば、少しずつの成功体験、が積みあがっていき、将来的に「他者と関わろうとする姿勢・関われる範囲」が広がっていく、と考えています。

ただ、集団の中に放り込んでおけば全て上手く行くのか、と問われれば、そんな事はありません。むしろ、悪い方向に行く事もあります。
例えば、適切な見守りが無い環境でお友達と遊び、オモチャを横取りされたり、ケンカになって上手く解決できなかった。そのような経験が重なれば、「やっぱり他人なんか邪魔なだけだ! 独りが良い!」という思いが強まってしまいます。「学童でうまくいかなかった…」という保護者が圧倒的に多いのは、これが理由だと感じています。
要するに、子どもと大人の人数比に無理があったり、大人側の「個性を扱うスキル」が低ければ、子どもは失敗体験・嫌な経験ばかりを積み重ねてしまいます。

「環境を整えた集団体験」の環境とは、「個々の児童の志向・レベルに合った環境」を指し、これを守れるよう、スタッフが意識をして支援にあたります。

まだ人との関わりを求めていない児童、お友達への関心が出始めた児童、お友達と遊べるんだけどすぐ怒ってしまう児童、お友達の輪に入るのだけが苦手な児童、などなど、それぞれの児童の好みや、児童が抱える「今の課題」「次に前進に必要な練習」は異なります。その、「一人一人の志向・段階に応じた環境・声掛け・支援」ができるよう、アップルジュニアは努めます。

「個々の取り出し療育」

いわゆる「個別療育」で伸ばすべきもの・伸ばしやすいものは、「発語・手先の訓練・(集中しやすい環境での)学習」などの「スキル」の部分だと考えられます。
保護者様の要望として「個別でやりたい」という台詞をお聞きしますが、具体的に何をトレーニングしたいのか、と伺うと、集団生活を見据えた悩み、である事が多いです。
アップルジュニアでは、漠然と「個別が良いから」ではなく、個々のお子さま・保護者様の課題・ニーズに合わせる形で、集団からの「取り出し療育」というスタイルを用いて、スキルの向上も図っていきます。

アップルジュニアでは、「人間は社会的動物である」(アリストテレス)との理念のもとに、将来「社会で生きていくために」という意識を強く持ち、「(環境を整えた)集団体験での成長」を重視しております。それに加える形で、保護者様・ご利用者様のニーズに応じ、個々の取り出し療育を行っています。

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